月イチ全体会議は「更衣介助」

ヘルパーAさん:
私が支援に行ってる利用者さんは、腕の可動域が狭いので、この時点で少し体を横に動かしてもらって、服のこのラインと、体のこの部分を合わせると、手を袖にすんなり通してもらいやすいんですが、また違う利用者さんは可動域が広いので、その場合、服のここのラインと体のこの別の、ここのところをポイントにして腕をしたから回してきます。

ヘルパーBさん:
僕の場合、どこの利用者さんのところでも中腰で支援やってることが多いですね。

観察している職員;
それ、体痛めるよ。

利用者役Cさん:
支援されてる側は視線が低い分、周りで動かれたり中腰でされると恐怖心がありますね。やっぱり膝をついて、極力同じ場所からやってもらったほうがいいですね。

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みなさん、こんにちは。どんな休日を過ごされていますか。
さて、昨日は月イチ全体会議の日。更衣介助をテーマに研修を行いました。

現場で支援していると、“このやり方であってるのか”“ちょっと腰が痛くなってきた…”“利用者さんに負担になっていないか”等不安に思うことがたくさんあります。

今回は、個々のヘルパーが気を付けていること、ポイントを解説してもらいながら普段やっている支援を実演してもらいました。


「この送風機、邪魔やねん」(※写真右側の黒い細いやつ)
そう思いながら、私は写真を撮りながら観ていました。

「体の使い方ができている人・できていない人」がはっきりわかりました。「できていないい」ひとは余分なな力が入っていたり、それゆえ、体を無理に動かして体を痛めてしまったり、必要以上に動き回って、それが利用者さんの不安につながったりしています。

一方「できている人」はほとんど定位置から支援しています。最小限に動き、重心も安定しています。余計な動きがない分、体への負担も少なく、時間の使い方に余裕も出てきます。
この違い、限られた支援時間の中ではかなり大きいです。
あと、教える場所、教える人、共有できる場所がバラバラっていうのも課題なんですよね。「ふあっと」教えられて、不安を抱えたまま、しっかりと納得がいかないまま支援して、それが自分流の介護が生まれて、結局、支援のしかたにばらつきが出てくる。どこの事業所でも同じような声をよく聞きます。

ああ、これが現状なんですよね。そんなことを思いながら観ておりました。

みなさんは、どう思われますか。
何はともあれ、みなさんお疲れ様でした。

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