「ちょ、この人参どういう風に使おうかな?」
「たまねぎ少しと、玉子1個…」
「あ、冷蔵庫の奥の方から、油揚げ出てきたけど、これ賞味期限大丈夫?白菜しなしなになってるで・・・」
冷蔵庫の中身を確認すること、こんなことよくありますね。
介助の現場に入っていると、
入浴介助とか外出の同行はもちろんのこと、
洗濯や掃除、調理の支援などもあります。
障害があると、台所に立つことや冷蔵庫の中身を確認することが難しく、
介助に入ってくる人に頼んで調理をしてもらうことになります。
かくいう私も、介助者に調理を頼んでいるんですが、メニューを考えるのが大変だったり、ものを腐らせてしまったりということが良くあります。
当然、材料がほとんどない状態で調理を頼むこともあります。
調理は、冷蔵庫にある材料をつかってただ作るだけでなく、
限られた材料で、その人が食べやすい大きさに切らなければいけなかったり、
栄養管理が必要だったり、短時間でパッと作ることが必要だったり、いろんなことが求められます。気を遣う支援のひとつともいえるかもしれません。
介助に入る人のなかには、調理することが苦手で、
いつも悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
先月の全体会議では、嚥下障害がある人の調理支援という想定で調理実習をしました。
限られた食材で2品以上作る。
各班とも相談しながら、悪戦苦闘しながら調理されていました。